てんかんの症状

部分発作

部分発作は、脳の神経細胞が多い部分から発生した興奮によって、引き起こされるてんかん発作です。脳の一部分だけが興奮しているので、その脳の働きに応じた症状が現れます。もし、手を動かす部分を司る脳の部位が過剰興奮すると、手が激しくけいれんしたり、突っ張るといった症状が現れます。

般発作とは異なり、脳の一部にだけ発作があるので、手の動きを制御している部分が過剰興奮を起こしている時は、足などには症状は見られません。ただ、部分発作は脳の一部だけで過剰興奮が留まらず、次第に脳全体に過剰興奮が広がり、全身がけいれんするといった、全般発作の症状に進行する事が良くあります。部分発作から全般発作に進行する事を、二次性全般化発作といい、部分発作からよく見られる症状です。

部分発作には意識が発作中にあるものと、意識がなく発作の記憶のない場合があります。部分発作の症状は突然生じ、基本的には数分といった短時間で発作はおさまります。筋肉の痙攣といった身体的なものから、既視感を感じたりする症状もあります。

部分発作で発作の事を覚えていなくても、呼びかけには応じたりする事があります。また、痙攣して倒れるのとは逆に、周囲を歩き回ったり、両足をバタバタと動かしたりする部分発作の症状もあります。

視覚異常を引き起こす部分発作もあり、他の症状は数分で終わるのに対し、視覚異常の発作は数時間続く事もあります。てんかんの部分発作も、抗てんかん剤で症状を抑える事が可能です。

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